慶弔マナー
慶弔とは、結婚・出産などのお祝いごとや葬儀などの不幸のことを指します。
お祝いごとを慶事、おくやみごとを弔事といいます。
贈り物のラッピングも慶事・弔事で包み方が変わります。
ここでは、代表的なラッピングの慶弔マナー、ご祝儀袋のマナーについてご紹介いたします。
※それぞれの地域、宗教等により使い方が異なりますのでご注意ください。
キャラメル包み
慶事の場合
仕上がりイメージ(裏面)
右側の紙が上にくるように合わせます。
下側の紙が上にくるように合わせます。
弔事の場合
仕上がりイメージ(裏面)
左側の紙が上にくるように合わせます。
上側の紙が上にくるように合わせます。
斜め包み
慶事の場合
包むものの上が左側にくるように置きます。
仕上がりイメージ(表面)
上に折り返しの部分が来るように包みます。
福が逃げないように、下から受け止めるという意味合いがあります。
弔事の場合
包むものの下が左側にくるように置きます。
仕上がりイメージ(表面)
下に折り返しの部分が来るように包みます。
不幸を上から下に水に流すという意味合いがあります。
祝儀袋(慶事)
●水引の種類
蝶結び
蝶結びは、出産祝、長寿祝など、何度もあると嬉しいお祝いに使います。
結び切り
結び切りは、結婚祝いのように人生に一度きりにしたいお祝いに使います。
表書きと包み方
1
贈る側の名前は短冊下部にフルネーム(姓と名)で上書き(御祝等)よりやや小さめに書きます。
2
表書きの連名は3名位が限度です。年齢や地位の高い順に右側から左へ名前を書きます。
同格の場合は、五十音順に右から左に並べて書きます。
3
4名以上の場合は代表者の名前と左脇に「外一同」と書き、別紙に全員の名前を連記して袋に入れます。
4
中袋の書き方は、表面に金額、裏面に住所・名前を書きます。
紙幣は新札を使用します。
5
中袋を本体に入れる時は、本体の上部から、水引を付けたままの状態で入れられます。
6
裏の折り返しは、下方Bが上方Aの上にくるように重ねます。
※イラストは一例です。
●水引が無い祝儀袋の場合
ちょっとしたお金を贈る際、1 ~ 3 万円程度であれば水引が無い祝儀袋もお使いいただけます。
表書きと包み方
1
贈る側の名前は下部にフルネーム(姓と名)で上書き(御祝等)よりやや小さめに書きます。
2
表書きの連名は3名位が限度です。年齢や地位の高い順に右側から左へ名前を書きます。
同格の場合は、五十音順に右から左に並べて書きます。
3
4名以上の場合は代表者の名前と左脇に「外一同」と書き、別紙に全員の名前を連記して袋に入れます。
4
中袋の書き方は、表面に金額、裏面に住所・名前を書きます。
紙幣は新札を使用します。
5
中袋を本体に入れる時は、本体の上部から入れます。
※封筒型の祝儀袋もあります。
6
裏の折り返しは、Bの折り返しの中にAの折り返しを差し込みます。
※たとう折りの場合
※イラストは一例です。
用途 | 表書き | 贈る心得 |
---|---|---|
結婚祝 | 寿・御結婚御祝・御祝 | 挙式までになるべく早く |
金・銀婚御祝 | 金(銀)婚御祝・御祝 | 金50年目、銀25年目等の各結婚記念日に |
出産祝 | 御出産御祝・御祝 | 出産1ヶ月以内に出産経過をみてから |
七五三祝 | 七五三御祝・御祝 | 11月中旬、男の子は5歳、女の子は3、7歳に |
入学・卒業祝 | 御入学(御卒業)御祝・御祝 | 決定後なるべく早く |
成 人 式 祝 | 祝成人・御祝 | 当日もしくは、なるべく早く |
長 寿 祝 | 祝長寿・寿・御祝 | 誕生日当日までに |
新築・改築祝 | 御新築(改築)御祝・御祝 | 引越後半月〜2ヶ月以内 |
※それぞれの地域、宗教等により使い方が異なりますのでご注意ください。
漢数字の書き方
不祝儀袋(弔事)
●水引の種類
結び切り
結び切りは、人生に一度きりにしたい出来事に使います。
用途 | 表書き | お返しする際の表書き |
---|---|---|
お通夜・告別式(仏式) | 御霊前・御香奠・御香料 | 志・粗供養 |
お通夜・告別式(神式) | 御霊前・玉串料・御神前 | 志 |
お通夜・告別式(キリスト教式) | 御霊前・御花料 | 粗品 |
法事・法要(仏式) | 御佛前・御供 | 志・粗供養 |
法事・法要(神式) | 玉串料・御神前 | 志 |
法事・法要(キリスト教式) | 御花料・御ミサ料 | 粗品 |
お寺へのお礼 | 御布施 | |
神社へのお礼 | 御礼 | |
教会へのお礼 | 献金・御礼 | |
僧侶・神職・牧師へのお車代 | 御車代 | |
葬式・法要などを手伝ってくれた方へのお礼 | 志・御礼 |
※それぞれの地域、宗教等により使い方が異なりますのでご注意ください。
表書きと包み方
1
贈る側の名前は短冊下部にフルネーム(姓と名)で上書き(御霊前等)よりやや小さめに、薄墨で書きます。
(急いで駆けつけたため、墨を擦る時間がありませんでした、という意味合いがあります。)
2
表書きの連名は3名位が限度です。年齢や地位の高い順に右側から左へ名前を書きます。
同格の場合は、五十音順に右から左に並べて書きます。
3
4名以上の場合は代表者の名前と左脇に「外一同」と書き、別紙に全員の名前を連記して袋に入れます。
4
中袋の書き方は、表面に住所、氏名、裏面に金額を書きます。
紙幣は新札でないものを使用し、新札しかない場合は折り目を入れて使用します。
5
中袋を本体に入れる時は、本体の上部から、水引を付けたままの状態で入れられます。
6
裏の折り返しは、下方Bが上方Aの下にくるように重ねます。
※イラストは一例です。
漢数字の書き方
-
ワインボトルを包む
-
箱詰め